平成29年度在学生の声

特別支援教育専修2年 原田さん


Q. 大学生活の中で充実したと感じることは?  

いま私が特に力を入れているのは部活動です。私は音楽倶楽部という軽音団体に所属しており、コピーバンドでのライブを定期的におこなっています。吹奏楽での楽器経験はありましたが、バントとして演奏するのは初めての経験でした。ですからはじめは練習や運営が高校の頃と全く違うことや、周りに技術や知識が追い付かないことを不安に思っていました。

しかし好きな音楽に向き合い練習することや、ジャンルを問わず音楽を聴くことにここまで真面目になれるのは今しかないと思って取り組んでいます。部員数が多いので学部や学年を越えて話せる人や遊べる人もいて、いろいろなことが吸収できているように思います。音楽倶楽部は勝敗を競ったり、成績が残ったりするような部活ではありません。

多くの人と同じように、私も講義やボランティア、アルバイトなどをしながらなので忙しい時もあります。それでも部活は私の居場所のひとつであり、他では学べないことが学べる場なので、これがあってこそ生活が充実しているといえると感じています

Q. 新潟大学教育学部特別支援教育専修に入ってよかったことは?

同じ分野に興味を持っている人と語り合えることが私にはとてもよかったことです。私はもともと特別支援教育に興味がありましたが、高校まではそうした話題を真面目に話せる相手はなかなかいませんでした。 

しかし大学では同じ分野に興味がある人たちが集まっているので、ちょっとした話題にも興味を持ってくれます。しかも新潟大学の特別支援教育専修は少人数なので、誰とでも話しやすいです。同じ学年のメンバーが優しくて、話していておもしろい人ばかりなので余計にそう思うのかもしれません。 

障害に関する話は避けられてしまいがちですが、ここでは普通に話すことができて、しかもそれぞれの意見があるので考えも深まるというところが私にとっては大きな魅力です。

特別支援教育専修2年 佐竹さん

Q. 大学生活の中で充実したと感じることは?

私が大学生活の中で頑張って取り組んでいることは、将来何がしたいのか見つけるため、また、将来のための経験を積むためのアルバイトです。私は放課後デイサービス、訪問介護、個別指導塾でアルバイトをしています。放課後デイサービスのアルバイトでは、日々、障害のある子ども達と元気に学んだり、遊んだり、歌ったり、走り回ったりしています。 

私は大学に入学する前は、障害のある子どもたちとの関わりは少なかったです。なので、アルバイトを始める頃は不安でした。食事介助やトイレ介助など大変なことはいっぱいありました。しかし、毎日成長していく、きらきらした子どもたちとの生き生きとした時間は今の私にとって大好きで大切な時間です。 

また、個別指導塾のアルバイトでは、様々な学力の生徒たちにどのように勉強を教えれば少しでもわかりやすくなるだろうか、という課題に取り組んでいます。生徒に合わせた宿題や小テスト作りはやりがいがありとても楽しいです。 

そして、訪問介護のアルバイトでは資格を取得し、ヘルパーとして介護をやらせてもらっています。障害をもつ方の一人暮らしのサポートに入ることによって、介護、福祉での困難さを知れました。その一方で、障害を感じさせないくらいの活力を感じます。春にはお花見、夏にはスキューバダイビング、冬にはスキーと四季折々のおでかけを楽しむ姿に私は驚きました。 

大学生活では、授業、アルバイト、サークルと忙しい毎日ですが、時間をやりくりし、自分のやりたいこと、やらなければいけないこと、両方をなるべくこなせるように努力しています。将来のために繋がることを自分なりに探して、取り組むことが今は楽しく、やりがいを感じています。

Q. 新潟大学教育学部特別支援教育専修に入ってよかったことは?

私が魅力に感じることは特別支援教育に関するボランティアに参加できることだと思います。ボランティアの種類も豊富で驚きました。スポーツ系のものや音楽系、美術系と、自分の趣味や得意な分野を活かせることもすごいと思いました。ボランティアを通してたくさんの人と繋がりが持てることも魅力だと思います。 

また、私が魅力と感じることは、同じ専修の学生の人の良さです。みんな意識が高く、人柄が良く、憧れます。もともと私は課題などは前日に仕上げ、授業は遅刻ギリギリに出るタイプでした。しかし、大学に入ってからは、周りの子が、課題をしっかり期日の前には必ず余裕を持って終わらせ、授業も毎日遅刻せず、余裕を持って出ているのを見て、私もしっかりしないとと思いました。 

周りの良い影響を受けて、大学生活を送れていると感じています。授業の中でも苦手なことなどあると、しっかりそれに気づいて、教えてくれる優しい人たちで、感謝しています。本当にいい環境だと思います。もちろん先輩方もしっかりしていて、尊敬しています。周りの人に恵まれることもこの専修の良さだと思います。

特別支援教育専修3年 櫻井さん

Q. 大学生活の中で充実したと感じることは?

親元を離れ一人暮らしを始めたことで、やれること・やらなきゃいけないことが増えました。実家にいた頃は家族がやっていてくれたことも自分でするようになり、当時は気づかなかった家族の気遣いや愛情に感謝しています。 

一方で、アルバイトで貯めたお金で海外旅行に行ったり、興味ある分野についてとことん勉強したりと生活の自由度が拡がり、とても充実していると感じています。

Q. 新潟大学教育学部特別支援教育専修に入ってよかったことは?

たくさんの人との関わりがあること、また、座学(もちろん大事ですが)だけでなく生きた知識や経験を得られることです。 

実習やボランティア、専修の先輩から紹介していただいたアルバイトでは、個性豊かな子どもたちだけでなく現職の先生をはじめ彼らと関わる大人の方々と話し、一緒に活動することを通じて机上のものに過ぎなかった知識に自分なりの理解・考えが加わるようになりました。 

先輩や後輩と一緒に動く機会が多く、学年だけでなく縦の繋がりがあることも特別支援教育専修の魅力だと思っています。

特別支援教育専修3年 高橋さん

Q. 大学生活の中で充実したと感じることは?

私は、生協学生委員会という団体に所属しています。その中で、新入生交流会という新入生向けの企画の代表を務めました。150人の学生を統率し、1000人の新入生を迎え入れることは容易ではありませんでした。しかし、企画を作り上げていく中で、大勢の人を動かしたり様々な意見を集約したりといった、普段の生活では出会えないようなことを経験することができました。 

サークルは、大学生ならではの活動です。趣味を見つけるため、自身の可能性を広げるため、友達を作るため、所属する目的は人それぞれかもしれませんが、私の大学生活が充実しているのはサークル活動のおかげでもあるなと思います。

Q.新潟大学教育学部特別支援教育専修に入ってよかったことは?

大変良い環境の中で、教員になるための勉強ができるということです。一学年が十数人しかいないため、先生方から細かいところまで指導をいただくことができます。 

また、私たちは附属特別支援学校で月に1回程度、子どもたちに楽しんでもらえるような活動を考えて実践しており、直接子どもたちと関わって学ぶことができる機会があります。教育実習とはまた違った形で、子どもたちと関わることができるのはとても良い経験になっています。 

特別支援教育の道に進もうと考えている人はもちろんのこと、小学校の教員を目指している人にとっても、この専修での経験は将来に向けての大きな財産になると思います。