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授業紹介
養護教諭特別別科の教育活動
1)学生指導
別科の授業科目は、大きく3つに分けられます。教養科目、養護に関する専門科目、教職に関する専門科目です。
教養科目については、本学学部内外の教員が、専任教員とともに講義と演習および実習を担当しています。おもな科目は、学校保健、養護概説、環境保健実習、養護実習、養護教育実践研究などです。
専門科目は、専任教員とともに、非常勤講師、教育実地指導講師が以下の授業を担当しています。学校保健学、衛生学・公衆衛生学、性・エイズ教育講義、健康診断実習、学校保健演習、修了研究などの講義と演習および実習です。
また、養護教諭の養成には、広範な学問分野が関わってくるので、学外の非常勤講師によりいくつかの教科が開設されています。養護教育実践研究では、約30人の講師(学校教員、教育行政担当者、学校三師(学校医・学校歯科医・学校薬剤師)、新潟大学附属小学校・中学校・特別支援学校教員)が、年間を通じ担当しています。
2)社会的教育活動
養護教諭特別別科担当教員2名は、専門領域が学校保健学、公衆衛生学、健康教育学であるため、この方面の教育関係者等に講演活動等をとおして教育啓発活動を行っています。また、新潟県学校保健学会の事務局を置き、地域の学校保健教育活動に従事しています。
3)現職教員および教育職員に対する教育活動
教育職員免許法に基づいて、新潟県教育委員会の依頼で、現職教員の専門授業科目を担当しています。また、社会教育主事講習で専門科目を担当しています。
教養に関する科目
日本国憲法
日本国憲法の解説をおもな内容とします。憲法の精神、他法規との関連、教育と憲法等について講義します。小泉明子准教授(教育学部人間社会ネットワーク講座)が担当します。
外国語コミュニケーション
国際社会で英語を活用するために必要な聴解力(「英語コミュニケーション」) (聴き取る力)と表現力(話す力)の基礎を体験的に学習し、外国人と英語でコミュニケーショ ンができる能力を身に付けます。非常勤講師が担当します。
体育
体育講義と体育実技に分け、前者は学生時代とそれ以降の健康管理原理について、後者は、体育実技を行うと同時に健康増進を図ります。小林日出至郎教授、村山敏夫准教授(教育学部保健体育・スポーツ科学講座)が担当します。
情報機器の操作
エクセルを中心とした情報機器の操作について 講義と実習を行います。教育学部教員が担当します。
養護に関する科目の必修科目
学校保健
学校保健について概説し、さらに保健教育・学校保健組織活動等について講義します。笠井直美教授(養護教諭特別別科)が担当します。
健康診断実習
新潟大学の新1年生・4年生などの健康診断および附属校園の健康診断・歯科検診において実習します。準備・実施・記録など健康診断の手順を一通り行うことができます。
新潟大学保健管理センター医師他、保健管理センター看護師、附属校園養護教諭が担当します。
救急処置・看護法実習
一般的な医学分野における救急・看護法と学校に特有な子どもたちを対象にした救急・看護法の 講義と実習を行います。新潟大学保健管理センター医師等及び附属校園養護教諭が担当します。
衛生学・公衆衛生学(予防医学を含む)
疫学、生活習慣病と健康対策、母子保健、ヘルスプロモーション、感染症等について講義します。笠巻純一准教授(養護教諭特別別科)が担当します。
栄養学(食品学を含む。)
栄養学の理論と方法について講義します。非常勤講師が担当します。
養護概説
児童生徒の健康管理、保健室経営、学校環境衛生、救急処置・看護法、保健指導等について講義します。非常勤講師が担当します。
健康相談活動の理論と方法
学校における養護教諭が行うヘルスカウンセリングの理論と方法の講義を行います。非常勤講師が担当します。
学校保健演習
学校保健に関する問題解決学習に関する演習を行います。笠井直美教授(養護教諭特別別科)が担当します。
性・エイズ教育講義
一生涯のセクシュアリティおよび学校教育における性・エイズ教育について講義します。笠井直美教授(養護教諭特別別科)が担当します。
環境保健実習
学校における環境衛生管理に必要な理論と技能に関する講義・実習を行います。笠巻純一准教授(養護教諭特別別科)が担当します。
修了研究
養護教諭の活動や学校保健、公衆衛生、青少年の健康問題などを中心に、興味のあるテーマについて調査・分析し、研究論文を作成します。笠井直美教授、笠巻純一准教授(養護教諭特別別科)が担当します。
養護に関する科目の選択科目
精神保健(隔年開講)
教育学部教育科学講座教員が担当します。
肢体不自由教育総論(隔年開講)
特別な支援を必要とする児童生徒の心理・生理・病理および教育課程、教育実践について講義します。有川宏幸教授、渡邉流理也准教授(教育学部教育科学講座)が担当します。
養護教諭新聞活用教育(NIE)実践法講義
新聞作成の技法についての講義をとおして、保健だよりの作成方法を学びます。非常勤講師が担当します。
健康生活環境論
食・喫煙等の生活行動に影響を与える環境要因、青少年に対する健康支援策等について講義します。笠巻純一准教授(養護教諭特別別科)が担当します。
ヘルスプロモーション・ウエルネス概論
健康運動指導のための健康管理概論等について講義します。小林日出至郎教授(教育学部保健体育・スポーツ科学講座)が担当します。
教職に関する専門科目
教育学概論
教育の理念並びに教育に関する歴史 教育の本質と目標について概説します。非常勤講師が担当します。
教育心理学
児童生徒の学習の過程(記憶、学習、動機づけ等)の基礎的理論等について学びます。田中恒彦准教授(教育学部教育科学講座)、非常勤講師が担当します。
養護教育実践研究(オムニバス形式)
小中高校の児童・生徒の諸問題に対する養護教諭(指導を含む。)の関わりについて、学校現場の校長・保健主事・ 歯科医師・学校薬剤師および養護教諭などの立場から講義を行います。併せて、養護実習おける事前・事後指導を行います。
小・中・高等学校の教員(学校長、養護教諭など)、学校薬剤師、保健主事、指導主事、管理栄養士、別科担当教員(笠井直美教授、笠巻純一准教授)が担当します。
養護実習
養護教諭の職務に関する実践的・体験的学習を行います。約4週間で幼稚園、小学校、中学校、特別支援学校のいずれかに配属され実習を行います。笠井直美教授、笠巻純一准教授(養護教諭特別別科)が担当します。
教職に関する科目の選択科目
生徒指導
生徒指導における教育的意義と方法、生活指導(ガイダンスの原理)の現状と課題、生活指導をめぐる 諸問題について概説します。松井賢二教授、横山知行教授、佐藤友哉准教授(教育学部教育科学講座)が担当します。
障害児心理
障害に応じた特性と教育支援方法について概説します。有川宏幸教授(教育学部教育科学講座)が担当します。