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ゼミについて
ゼミ生の紹介
ゼミ生の研究テーマ
ゼミの活動
卒業論文・修士論文の題目
足立幸子教授について
プロフィール
研究内容
ゼミについて
ゼミ生の紹介
足立研究室では,国語科教育学のあらゆる領域の研究のほか,読書指導・読書教育に関する様々な研究を行っています。令和6年度は,3年生5名,4年生7名が所属していま
す。
ゼミ生の主な就職・進学先は,新潟県内・県外の小中高等学校の教諭(中学校・高等学校の場合は国語),新潟県内・県外の 教育関係企業などです。
ゼミ生の研究テーマ
現在の研究テーマは次のとおりです。
- 国語科における「対話」を目指す話し合いとその教育内容に関する研究
- 小学校国語科における思考ツールを用いた話し合いの研究
- 小学校国語科における伝統的な言語文化の和歌を用いた指導に関する研究 ―百人一首に焦点を当てて―
- 中学校国語科における読解力向上に向けた説明的文章指導の研究
- 小学校国語科における読みの様式を用いた読むことの指導の研究 ―主題を捉えることを中心に―
- 国語科におけるマンガを教材とした指導の研究
- 小学校における読み聞かせを用いた読書指導の研究
- 中学校国語科における夏目漱石文学の研究
- 文学教育における文学理論の研究
- 自我同一性の確立と自己肯定感の向上を目的とした高等学校国語科におけるエッセイを取り入れた作文指導の研究
- 国語科におけるp4cを用いた「話す力・聴く力」の育成の研究
- 小・中学校国語科における小説を用いた「ことばの力」についての指導に関する研究
ゼミの活動
足立研究室のゼミ生の活動は,個々の卒業論文につながる個人研究のほか,読書指導に関する実験や調査研究活動への参加,他大学との交流,学会への参加など多岐にわたってい ます。2年次の12月にゼミ所属が決定し,1月から活動を開始します。年によって異なりますが,以下はゼミに入ってからの一連の流れです。
2年生
時期 | 内容 |
---|---|
1月 | 3・4年生と顔合わせ |
2月 | 2年生ゼミ(本の読み方,研究課題の検討) |
3月 | 他大学との合同卒業論文発表会(他大学の学生との交流),春合宿,わだち会(OB会)参加 |
3年生
日付 | 内容 |
---|---|
4月 | 合同発表会レポート,第1学期の予定決め,新入生・2年生に向けてのゼミ紹介 |
5月 | 分析読書 |
6月 | 分析読書,点検読書 |
7月 | 研究の道筋設計図,辞書引き |
8月 | 夏合宿,3年生研究発表会章立て,分析読書 |
9月 | 教育実習(主免実習) |
10月 | 第2学期予定決め,分析読書 |
11月 | 3年生研究発表会準備 |
12月 | 3年生研究発表会,卒業研究の研究テーマの決定 |
1月 | 新2年生歓迎企画,今後の研究方針,次年度ゼミ係分担決定 |
2月 | 分析読書 |
3月 | 他大学との合同卒業論文・修士論文発表会,春合宿,わだち会(OB会)参加 |
4年生
日付 | 内容 |
---|---|
4月 | 合同発表会レポート,第1学期の予定決め,新入生・2年生に向けてのゼミ紹介 |
5月 | 分析読書,教科書調査,課題と現状の整理 |
6月 | 分析読書,卒業論文調査 |
7月 | 教員採用試験,試験後の卒業研究計画 |
8月 | 夏合宿,卒業論文中間発表会草案提出 |
9月 | 教育実習(副免実習) |
10月 | 第2学期予定決め,卒業論文中間発表会 |
11月 | 卒業論文調査終了,卒業論文執筆 |
12月 | 卒業論文追い込み!!! |
1月 | 卒業論文提出 |
2月 | 卒業論文最終発表会 |
3月 | 他大学との合同卒業論文・修士論文発表会,春合宿,わだち会(OB会)企画・実施 |
卒業論文・修士論文題目一覧
新潟大学教育学部足立研究室は,平成18年4月に発足しました。現在までに次のような研究論文が書かれました。
平成十九年度
卒業論文
- 国語科教育における「見ること」を取り入れた指導法の研究
- 子どもの読書力を育成するための読書指導方法の研究
- 翻訳の違いと読者の反応の研究―≫Emil und die Detektive≪を中心に―
平成二十年度
修士論文
- 中学生作文学習指導の研究
卒業論文
- 乳幼児期における絵本の読み聞かせの実態についての一研究
- 年齢が絵本の読みに与える影響の研究
- 国語科教育における新聞を取り入れた指導の研究
- 「話すこと・聞くこと」指導における評価についての研究
- 音読の指導と評価についての研究
平成二十一年度
修士論文
- 絵本を教材とした「見ること」の指導の研究
- デジタルゲームを取り入れた国語科学習に関する研究
- 国語読解テストにおける読みの研究
- 読みの過程における読解方略の研究
卒業論文
- 子どもの読書興味に即した図書選定法の研究
- 演劇的手法を用いた「話すこと・聞くこと」指導の研究
- 詩教育の歴史的研究
- 書くことに用いる構想メモの研究
平成二十二年度
修士論文
- 国語科におけるインターネットを利用した指導の研究
卒業論文
- フランスの読書教育の研究
- 伝え合う力を高める「応じる技能」の研究
- 「読むために書く」活動を用いた指導の研究
- アンソニー・ブラウンの絵本研究
平成二十三年度
修士論文
- 中学校国語科におけるコミュニケーション教育に関する研究
- 自己学習能力を高める国語科学習指導の実践的研究
卒業論文
- アンデルセン童話を題材とした翻訳絵本の比較研究
- 音楽を取り入れた中学校国語科授業の研究
- 子どもの読書意欲を促進する学級文庫の研究
- 国語科教育における学習活動に適した授業形態の研究
- 読書における視覚的要素が読者に与える影響の研究
平成二十四年度
卒業論文
- 国語科における「書くこと」の研究
- 中学校国語科における絵本の教材開発研究
- 教育現場における非言語コミュニケーションの比較研究―フィンランドの小学校との比較を通して―
- 絵本の挿絵が読者の物語理解に与える影響の研究
平成二十五年度
修士論文
- 中学校国語科における詩の指導法の研究
卒業論文
- コミュニケーション・スキルを向上させる国語科指導の研究
- 語彙を豊かにするための指導
- 小学校における「読書へのアニマシオン」の研究
平成二十六年度
卒業論文
- 中学校国語科におけるファンタジー教材の研究
- 宮沢賢治作品における「読み」の指導研究
- 高等学校における古文教材の研究
平成二十七年度
卒業論文
- 小学校国語科における学校図書館利用指導の研究
- 読書が思いやりの気持ちに与える影響の研究
- 小学校国語科における「音読」の研究
平成二十八年度
修士論文
- 中学校国語科における映像作品を用いた「読むこと」の授業に関する研究
卒業論文
- 小学校国語科における語彙指導の研究
- 小学校国語科における説明的文章の図表の研究
- 関連図書を活用した中学校国語科授業の研究
平成二十九年度
卒業論文
- ライトノベルに関する研究
- 論理的思考を育む小学校国語科授業の読み聞かせに関する研究
- トミー・ウンゲラーの絵本研究
平成三十年度
卒業論文
- 我が国の言語文化教材としての落語教材に関する研究
- ドラマ教育を取り入れた国語科授業に関する研究
- 魯迅「故郷」の教材史研究
令和元年度
卒業論文
- 小学校国語科における書体の特徴を利用した漢字指導の研究
- 小・中学校における論理と修辞を統合する「書くこと」の指導の研究
- 小学校国語科における詩教材の読解・鑑賞指導についての研究
- 国語科「読むこと」における批判的思考力を育む比べ読みの研究
- 小学校国語科における群読を取り入れた「読むこと」の授業の研究
令和二年度
卒業論文
- 小学校国語科における書写指導に関する研究
- 小学校国語科での教材としての絵本活用に関する研究
- 児童文学における宮沢賢治作品についての研究
- 伝統的な言語文化における和歌の指導についての研究 ―百人一首を中心として―
- 国語科教育におけるオノマトペを用いた授業の研究 ―言語感覚を中心に―
令和三年度
卒業論文
- 小学校国語科におけるディベート授業に関する研究
- 小・中学校国語科における漢文教育の研究
- 小学校国語科における要約指導に関する研究
- 小学校国語科における学習用国語辞典を用いた授業に関する研究
令和四年度
卒業論文
- 小学校国語科における筆順指導の研究
- 中学校国語科における映像による説明の研究
令和五年度
卒業論文
- 小学校国語科における授業のユニバーサルデザインの研究
- 小学校国語科における「伝統的な言語文化に親しむ」指導に関する研究
- 小学校国語科におけるICT活用を取り入れた音読指導の研究
- 「伝える力」を高めるための語彙指導に関する研究 ―「話すこと・聞くこと」における指導の可能性
足立幸子教授について
プロフィール
静岡県三島市生まれ。筑波大学大学院教育学研究科,東北大学大学院教育学研究科単位取得満期退学。博士(教育学)。山形大学教育学部講師,新潟大学教育学部准教授をへて, 現在新潟大学教育学部教授。
- 「新潟大学 研究者総覧」による足立幸子教授のご紹介はこ ちら
研究内容
1. 研究分野
国語科教育学 特に読書指導論(学校内外の読書教育・読書活動・読書推進などについても研究しています。)
2.主な研究テーマ
(1) 読書指導論(読書指導の理論)の研究
戦後の我が国において読書指導を牽引した滑川道夫の理論について研究しています。また,同時期に活躍した阪本一郎,倉澤栄吉,井上敏夫などの理論も検討しています。
(2) 読書指導法(読書指導の方法)の研究
大村はまの読書生活指導,海外における読書指導法(スペインの読書へのアニマシオン,アメリカのリテラチャー・サークル,インクワイアリー・ サークル,KWL,物語文法,交 流型読み聞かせ,読者想定法,オーストラリアのリッチ・タスクスなど)を実践的に適用していく研究をしています。
(3) 絵本・児童文学の研究
海外と日本の翻訳絵本の比較研究,海外の読書指導で使用されている児童文学の研究,絵本の研究などをしています。
(4) 読書(読むこと)の評価の研究
読むことの様々な評価法について研究しています。PIRLS・PISAのような国際学力調査やNAEP・NAPLAN・全国学力学習状況調査の
ような内外の全国学力調査,内外の県・州・市レベルの学力調査などについても検討を重ねています。
テストだけでなく,教師が教室で使用できる様々な読むことの評価についても,評価項目・評価方法の開発を行っています。