教員紹介

神村 栄一 教授(研究者教員) かみむら えいいち

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担当分野

第3領域(生徒指導・教育相談に関する領域)

研究内容及び指導内容

認知行動療法や応用行動分析学を基礎とした、解決志向な心理的支援技術について研究し、かつ実践してきました。子どもたちの、学校や家庭地域での不適応や不調を可能な限り実証科学的に分析し、その改善あるいは未然防止にむけて、計画実行し効果を評価する技術を洗練させていくことに関心があります。大学院では、これら行動(生活体と環境との相互作用)の理解を基盤とした、生徒指導や教育相談の理論や工夫のあれこれを紹介し、最新の学校課題に対する実践を「演習」します。「耳に心地よく語られる」もののエビデンスの集積が乏しいアイディアや、「上から目線の解説」にしか役立たない抽象概念から距離をとり、学校教育における具体的な取り組みの効果を「科学的に検証してみたい」という方があれば、「実践する研究者」として、何かしらお手伝いできることがあるだろうと考えております。

その他

メッセージ 学校教員の経験はありませんが、非常勤のスクールカウンセラーとしていくつかの中学校の教務室に机を用意いただいた17年があります。子どもと成人の、さまざまな不適応、不安症や強迫症、自傷や他害、触法となる習癖、抑うつ、家族関係の問題への支援については30年を超える経験があります。大学院授業では、校内でのアセスメント、ケース会議のもち方、チーム支援、子どもと保護者への面接技術等についても話題にしていきたいと思っております。

研究者総覧へ
https://researchers.adm.niigata-u.ac.jp/html/567_ja.html