コウホネ N.japonica

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日本のコウホネ属

全国の湖沼,ため池や河川,水路に群生する抽水植物.
ただし,深い沼では浮葉状態になるものも見られ,流水域においては沈水葉のみの群落もみられる.
(結局は形態の変化が大きくて,いろんなタイプが出てくるということです.あいまいです.)

コウホネにおいての一番の同定ポイントは「勢いの良い(かなり主観が入ってます)抽水葉をつける」,「細長い沈水葉をつける」,「植物体が大型」ということが挙げられます,さらに「柱頭が歯牙状にとがる」ことが確認できればまず,コウホネとよんでよいのではないでしょうか(今のうちは).


典型的なコウホネ.これが勢いのある抽水葉.(山形県村山市)

 愛車とコウホネ.(山形県村山市)

大きなものは根茎から2m以上抽水葉を伸ばします.デカイです(作者紹介を参照して下さい).


※三木(1937)は沈水葉が特に細長いもの(長さ/幅=3-4)をナガバコウホネ(Nuphar japonicum var. stenophyllum Miki)と呼びました.私は現在,この考え方には否定的です.この問題についてもおいおい触れていこうと思います.

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