新潟大学教育学部芸術環境講座 横坂研究室
プロフィール著書論文アーツマネジメント系プロジェクトコラム「プリズム」担当講義リンク集
コラム プリズム

「鉄道マンの一員になりました」

飯野晴子

  横坂研究室のみなさんお久しぶりです。今年度の公演でみなさんの姿を見てその頼もしさを嬉しく思うとともに、初めてスタッフを客観視して自分たちのときを回顧しました。

  さて、私は今年4月から地元・富山であいの風とやま鉄道に勤めています。現在は富山駅にて改札業務や切符の発売を行う営業係として執務しています。 あいの風とやま鉄道は2015年の北陸新幹線開業とともに開業した第三セクターの鉄道企業です。JR 時代には北陸本線であった富山県内の路線を管理運営しています。富山県民の足として生活を支えるほか、観光列車「一万三千尺物語」やイベント列車の運行も行っています。

  入社から半年が経ち、仕事や職場にも馴染んできました。若い社員が多いので年齢による隔てはなく楽しく業務に当たっています。新潟に居た頃は自動改札が当たり前でしたが、こちらでは係員による改札をしています。出張や観光で訪れるお客様からは「懐かしい」「レトロ」といった声もあります。改札業務で大変なのは通勤通学の時間帯で、多くのお客様に利用いただくので乗車券の確認を素早く行うため集中力が必要です。切符の発売を行う窓口業務では行き先の確認や利用日などお客様と確認会話をしながら発券します。駅係員はお客様と接する仕事ですので、駅の顔また会社の顔と言えるでしょう。

  一般企業と異なる点としては労働時間が挙げられます。富山駅では朝5時台から夜11時台まで電車があるので、泊まり業務をすることもあります。もちろん休憩時間や仮眠時間もありますが、鉄道は時間厳守なのでその緊張感はいつも持っています。

  大学での学びや経験は社会人となってからも活かされていると思います。自ら考え行動すること、仲間と協力また分担して作業に当たること、限られた中で最高のものを生み出すこと、これらはどこにでも役立つ経験です。鉄道会社ということで知らないことやはじめてのことが多くありますし、戦力としてまだまだ未熟な点が多く日々先輩方から学んでいます。横坂研究室での学びや仲間の頑張りを糧にこれからも社会人生活を歩んでいきたいです。後輩のみなさんを陰ながら応援しています。

飯野晴子 飯野晴子

「挑戦」

桑原麻衣

  横坂研究室のみなさんお久しぶりです。2019年3月に卒業した桑原麻衣です。みなさんいかがお過ごしでしょうか。先日の「音届」公演では、当時の自分の姿を思い出しながら楽しく過ごさせていただきました。

  さて、私は現在株式会社PLANTという小売業の業界で働いています。その中で私は自分の好きな分野のお酒も含まれる「一般食品」という部門で働いています。(まだ研修中ではありますが…!)主に商品出し、売り場設営、商品管理、子供向けイベントなどをしています。

  この業界で面白いなと思っているところは、多くの商品に出会えることです。お店では何万個もの商品を取り扱っています。同じ部類でも多くの種類の商品が存在し、その商品一つ一つの違いを知るのがとても面白いところです。またこの業界では沢山のメーカーの商品に関わります。どのメーカーも沢山の作り手、従業員が知恵を出し合いベストを尽くして商品を作っています。そんな商品をどうやって消費者のもとに届けるのがベストなのか、それを考えることも面白みだと思っています。

  この様に他分野に挑戦している私ですが、研究室を得て今でも大事にしていることがあります。それは「イメージ」です。これは、大学時代に「りゅーとぴあ」の主催事業にスタッフ参加した全国ジュニアオーケストラ・コンサートの運営で教えられたことなのですが、例えば、自分が今この仕事をしているとき誰々はどこで何をしているのか?この目的を達成するには自分はどこにいるのが適切なのか?この作業が行われているとき自分は何処にいるのか?この様な目的に沿った総合的な把握(イメージ)が大切と学びました。当時もこれのおかげで公演運営を頑張ることができました。このような「イメージ」を大切にし、今後も仕事に生かしていこうと思います。

  これから学んでいくことや知っていくことは多々あると思いますが、頑張りながらも面白いことを沢山見つけていけたらなと思います。これから社会人になる皆さん、いま好きなものや、やりたいと思う事を大切にして頑張ってください。

桑原麻衣 桑原麻衣

「富山から新潟を経て茨城へ」

小杉理衣子

  横坂先生、研究室の皆さまお久しぶりです。今年度の企画も無事終えられたようで、SNSを通して皆様の活躍ぶりを拝見させていただいていました。

  私は大学で馬術部に所属していたことがきっかけで、日本中央競馬会(通称JRA)に就職しました。JRAはその名の通り競馬を施行する組織で、競馬場をはじめとして全国に事業所があります。(新潟にも競馬場がありますよね。ぜひ遊びに来てください!)私はその中で茨城県にある美浦トレーニング・センターへの配属で採用されました。美浦トレーニング・センターでは、約2,000頭の競走馬が生活しており、日々レースに出るための調教が行われています。

  仕事の特徴としては、水曜~金曜の「平常業務」と、競馬が開催される土日の「開催業務」で二種類の仕事があることです。平常業務では美浦トレーニング・センター内にある競走馬診療所で勤務し、現在は主に獣医さんが馬の診療で作成したメモをデータとして入力する仕事を行っています。開催業務では、競馬場などで馬券を売る業務にあたっており、お客様の対応や、アルバイトスタッフの労務管理などを行っています。

  音楽マネジメントから競馬…?と不思議に思われる方も多いかと思いますが、競馬はギャンブル面だけでなく、エンターテイメントとしての側面も大きく、多くの人に感動を与え、観客が一体となってその場の雰囲気や気持ちを共有できるという点ではコンサートの魅力と共通しています。コンサート企画では、よりクラシック音楽を身近に感じてもらえるよう試行錯誤を繰り返しましたが、競馬においてもエンターテイメントとしての魅力をどう多くの方に伝えられるのか考えていきたいと思っています。

  最後に現在音楽マネジメントを学んでいる皆さんですが、卒業後の進路に迷っている方も多いのではないでしょうか。そんな時マネジメントの活動の中でどんなことにやりがいを感じ、感動したのかを大切にしてほしいです。そして、どのような道であれば同じような気持ちを持てるのか、共通する部分を探してみてください。必ず自分らしい道が見つかると思います。

小杉理衣子

「社会人1年生」

鈴木彩音

  横坂先生、研究室のみなさん、お久しぶりです。ラストイヤーとなった今年度も、プロジェクトの成功を拝見することができ大変嬉しく思います。本当にお疲れ様でした。

  新潟大学を卒業して早くも半年が経ちました。私はいま、神奈川県鎌倉市にある有料老人ホームで介護スタッフとして勤務しています。車いすへの移乗、食事、排せつ、入浴、リハビリなど生活全般のサポートをさせていただいています。また私が勤めるホームには「旅のしおり」というプロジェクトがあり、入居者の方に思い出の場所や食べたいものなどアセスメントを取り、小さな旅行の計画をすることもあります。

  入居者のみなさまに集まっていただいて企画会議をするところから始め、実際に細かいスケジュールを立てるまでスタッフがツアーガイドのような役割になり、当日は一日付き添いをします。私はまだ経験していませんが、これから自分が一から計画を立てて実行することを目標にしています。いまは認知症の方への対応のしかたや、ひとりひとりに合ったサービスを考えることが難しく、壁にぶつかりながら日々奮闘しているところです。

  ホームでの生活には、音楽が溢れています。毎日行うアクティビティでは歌の会が頻繁に開かれています。入居者の中には歌が好きな方が多くいらっしゃり、毎回大きな声で歌われています。私も何度かピアノ伴奏をさせていただく機会があり、8月に開催されたホームの夏祭りでは、スタッフからの出し物の一環として4曲ほど唱歌を伴奏させていただきました。音楽とは離れた職に就いた現在でも、こうして少しでも音楽に関われることに幸せを感じています。

  横坂研究室で過ごした4年間は、私の大きな糧となっています。介護もチームワークが重要な仕事であり、研究室で培ったチームでの運営経験が生かされていると感じます。また壁に当たったとき、横坂先生からの励ましのお言葉の数々を思い出します。研究室での学びがあったからこそ、いまも真剣に仕事に向き合うことができていると思っています。本当にありがとうございました。後輩のみなさんの活躍も、心から応援しています。

鈴木彩音 鈴木彩音
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