教員ブログ集中講義2018

「生徒指導の課題と実践」集中講義

今年も神村栄一先生とともに、７月３０日、８月２０日、８月２１日　燕市、新潟市、胎内市で「生徒指導の課題と実践」の集中講義を行いました。この授業は、昨年は、見附市、新発田市、新潟市、一昨年は、五泉市、新潟市、村上市で行っています。地元の先生方とともに、事例を通して学ぶことを通して、児童生徒のいじめや不登校、問題行動やトラブルに効果的に対処するための、学校現場で必要となる具体的な介入とそれを支える原理や関連する知見について理解を深めるとともに、関連する様々な指導・支援スキルを修得することを目的として行っています。

　院生のレポートも出そろい、今年も各地元の教育委員会の絶大な協力を得て実施できたことで、十分に成果を上げることができたことをうれしく思います。各市の教育委員会におかれましては、会場の便宜や、地元の教職員の皆様への授業への参加の呼びかけなど、お骨折りをいただきましたことに感謝申し上げます。参加された地元の教職員の皆様や事例を提供してくださった各校、各先生方に置かれましても、本当にありがとうございました。

　生徒指導の課題は様々でありますし、すべて解決されなくなるということはありません。しかし、確かな目標、方針のもと、それぞれの先生方や関係機関の方々が協働して解決に向けた取組を継続してこそ、児童生徒の成長につながるものになるのだと思います。

　地元の先生方と院生とが、児童生徒個人個人への支援、集団へのアプローチ、教職員支援などを事例やディスカッション、ミニ講義を通して学ぶ、この集中講義の枠組みを今後も継続していきたいと考えています。（吉澤　克彦）