カリキュラム

履修科目と必要取得単位

※各授業科目の詳しい内容は『募集要項』をご参照ください。

省察をコアにして学びを深める 履修全体の流れ

 本教職大学院の履修システムは「高いレベルの教育実践力」につながる様々な科目における学びを相互に融合させ,かつ,定期的な学びの成果を振り返り,多様な方々とそれらの成果を共有しあうことを通し2 年間にわたる学びを螺旋的に深めていくことのできるものとなっています。

 そこでは,実習科目とその省察を行う課題研究が核となり、各科目間の有機的連関を強めることで、理論と実践の往還の中で、各自が自校(実習校)の教育課題を意識しつつ分析し,チャレンジングな実践をデザイン・実施してはその省察と改善に向けた検討を繰り返す2年間となります。

  • 1 年次~2 年次前期の3期(1年半)にわたって実習校で継続的に行われる実習を通して,教育課題の発見及び課題解決に努めます。各種実習においては,それぞれのねらいに即して,シラバスに沿って実習が実施されますが、学部新卒院生は,1年次の始めは探究課題の発見や探究課題に取り組む基礎をつくるために、学校の教育活動全般を観察,参加・参画し,理解することに努めます。これらの活動は,実習を進めるための準備となります。

  • 1年次~2年次前期の3期(1年半)にわたって実施される各種実習(実習科目)の振り返りを「課題研究(I~Ⅲ)」で行います。課題研究では担当教員チームが,担当する院生が実習を行っている連携協力校を定期的に訪問し,実習の省察を中心とした指導・助言を行います。こうした学びをもとに,半期ごとに「学期末レポート」を作成します。

  • 年間を通して行われる課題研究での省察を通して,継続して自身の探究課題に正対し、省察を繰り返します。これにより,長いスパンで実践を省察する機会が保障されます。

  • 長期的なスパンでの学びの省察と発表の場として,毎年夏期に「にいがた教育フォーラム」を,冬期に「教育実践研究報告会」を開催します。いずれも,大学教員だけでなく,教育委員会や連携校関係者,県内外の教職員,学部生など,大学院外にも開かれた場となります。

  • 2年次後期において,これまでの「学期末レポート」をもとに,実習および課題研究の成果を修了報告書にまとめるために,隔週で「課題研究Ⅳ」を実施します。下図はそうした流れを示したものです。